【ネタバレ】まだまだ語り足りないので、まどマギ新編について自分なりに考えたことを書く
このブログの編集画面を立ち上げたのが、午前2:22。
早起きしたためすでに相当な眠気がきているはずなのに、まったく眠れない。
未だに「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語」の衝撃が頭を駆け巡っているのだ。
前回の記事でおおまかなあらすじとそれに対する私のリアクションを書いたが、それでもなお語り足りないのだ。
ぼっちで観に行ってしまったからこうなる。
今度観る時は妹(杏子派)を巻き添えにしてやる。で、考察を語りまくってやる。
そういうわけで、僕はすごくもやもやした気持ちでいっぱいなのである。
いっそこのまま、まどマギ新編に対する思いの丈をぶちまけてしまいたい。そう思い、筆無精な私はMacBook Proを開くのである。
どうか私の愚更新を赦してくれたまへ。
というわけで、この記事もネタバレマシマシです。まだ映画を観てない人はいますぐ観ましょう。TV版もしくは総集編を観てない人は、こんなブログを読む前にそっちを観ましょう(笑)。
まどかマギカの総監督は、ある雑誌のインタビューでこう言っていた。
「見る人によって結末の捉え方が異なる作品になるといいなと思っている。(中略)数学よりも国語的な終わり方で、どんな答えだとしても、ひとつの答えになりうる。」
※出典:『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語虚淵氏×新房氏インインタビューまとめ』 http://amba.to/16XkSLt
たしかに、まどかマギカ新編のエンディングは、とても考えさせられるものだった。
ほむらは自分の中にあるまどかへの「愛(って本編でも言ってたけど......ほむらちゃん、中二だよね??)」を爆発させたが故、
アルティメットまどかから人間まどかを引っ張りだし、世界を改変し、みんなが生きていて魔女も生まれない世界を作り上げた。
TV版まどかマギカのファンなら、だれもが一度は「全員生存エンド」を渇望しただろう。
その望みはたしかに新編で叶えられたのだ。シャルロッテがシャルロッテになる前の、なぎさも元気に走り回っているのだ。
だが、果たしてこれで本当によかったのだろうか?
ほむらは「まどかを救う」という願いの下に、魔法少女となった。
だが今や、まどかを救った結果、魔女以上の存在......「悪魔」となったのである。
ほむらはいずれ自分が敵になるであろうことを、さやかとまどかにほのめかしている。
ほむらは自分が救ったまどかと敵対してしまうことについて、内心どう思っているのだろうか。
まどマギ新編のラストシーンはとても意味深である。
荒廃した見滝原の街(?)で、ボロボロになったキュゥべえを尻目に、ほむらが笑いながらビルから飛び降りるのだ。
高所から飛び降りてもマジカルな力で(?)着地するほむらのことだから、まさかこれで死ぬ訳ではないだろう。
きっと彼女は、まどかを手に入れたことに対して、最大の喜びを浮かべているのではないかと、勘ぐってしまうのだ。
ああ、TV版の時点でちょっと病んでるような感じだったのに。
とうとう壊れちゃったのか。
転校先の友達を好きになりすぎて、さらに因果を溜め込みすぎたが故に、心を滅ぼした女(中二)、暁美ほむら。
なんだかそう考えると、彼女が哀れに思えてくるものだ。
もうほむらには救いはないんですか!?TV版であんなことになってしまったさやかは救われたのに。
......というわけで、次回作では今度こそほむらとまどかを救ってあげてください。お願いします(血涙)。ま、裏切られるんだろうな。奴らはそういうクリエイターだ......(ぁ
なんだか暗い話になってしまった。でも事実そういう内容だもの、まどマギ新編。
じゃあ、明るい話をひとつ。
序盤の、「ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット」。誰が考えたんだか、思わず笑みがこぼれてしまうネーミングである。
この変身シーンは作品の見所の一つだ。影から衣装チェンジするあたり、セーラームーンを彷彿とさせたものだ。
それでいて、不気味。序盤の違和感をここでも発揮していたのだった。
あと、杏子とさやか!
背中合わせになるシーンがあるんですよ。それでいて、手をつないでいるんですけど、これがいわゆるラブ握り、恋人繋ぎなんです!
ああ、素晴らしい!!!この二人は絶対出来てますわ!!!
あっ、そんなこと言ったらまどほむはもっとヤバいですわ!!
夜中の公園で、二人っきりになって話をするんですよ!!
そして報道でもやっていた、花畑でのあのシーン!!!もうたまりませんわ!!!!!
なおほむら悪魔化ですべて帳消になった模様。
それくらいあのシーンのインパクトは絶大だったってコトだ。
あ、あとマミさん強かった。あのギミックが使えるなら、3話でなぎさ、おっと、アイツに食われることも無かっただろうに。
それから、さやかがめっちゃ強くなってましたな。TV版ではラストにやっと克服できた恭介と仁美に対する未練を乗り越えて、強い女へと昇華していた。
TV版のさやかが嫌いだった人も、これを観ると彼女への評価がまた変わるのではないでしょうか。
あと、ほむらがあんな露出度高い服を着るのは反則だと思います。悪魔になったときの、ね。
それから、エンディングテーマ「君の銀の庭」。すごくメロディーが美しい!!ただ、悪魔ほむらを観たあとだから、やたらあの美しいメロディーが不気味に思えてしょうがなかった。そして歌詞......作品世界にやたらマッチしていて、ますます不気味だった。さすがは梶浦氏、相当脚本を読み込んで作ったのだろうと思える出来だった。
ああ、ここまで書いてようやくすっきりした感じである。
ようやく眠くなってきたので、ぼちぼち眠る準備をする。
あ、その前に。
この記事はコメントを解放するので、是非ともまどかマギカ新編を観て感じたことを、思いのままに書いていただけたら幸いである。
それを読みながら、あらたな疑問とともに、新編の2周目を妹と臨むつもりである。
では、おやすみ。
そして、すべてのチルドレンに、おめでとう。
【追記】見返したときの捕捉記事も、よろしければどうぞ!