Field of Ideas

ルービックキューブの日本大会で2度(2007年、2012年)チャンピオンになったことくらいがとりえの、社会の歯車によるブログ。

【4年ぶり】わたしの憧れのYouTuber -なぜ私は「スピードキューバーGunji」になったのか-

Gunjiです。

 

最後の記事を書いて以後、

無事(?)大学を卒業し、なんとかフルタイムの仕事に就き、
コンピレーションアルバムを自主制作したり、
DJユニットの一員として活動したり(?)、
果てはクラブイベントの主催を務めたり(??)、と
色々日常に追われているうちに、すっかりこのブログの存在を忘れていた。

恥ずかしい。

書きたいことがなかったわけではないが、
思ったことならTwitterにゼロ秒思考(?)で書けばよいし
プライベートなことならFacebookに書けばよいし、で
少なくともまとまったブログを書こうとは思わなかった。

しかし。私のブログ欲に少し火がついた。
なぜ筆を取ろうと思ったのかは、この記事の最後に書こうと思う。


今日は私が運営しているYouTubeチャンネルについて
宣伝をさせていただきたい。

チャンネル名は「スピードキューバーGunji」である。

今日は私が「スピードキューバーGunji」というYouTubeチャンネルを始めるに至った
物語について書いていきたい。

「誰が貴様の自分語りを聞きたいのだ」

 

……いや、ブログのこと思い出してくれた人もいるかもしれないから。

 過去の動画を観るとわかるが、
このチャンネルは2007年に当時高校生(世界大会3位)だった私が
おもむろにチャンネル登録し、
スピードキューブの動画をアップしていた。
スピードキューブ練習や、大会の様子などをカメラに納め、
それを生のままアップしていたのである。

要するに、2019年くらいまでは、
ごく一般的なスピードキューバーのような運用をしていた。
この時まで、まさか自分がスピードキューブの解説動画を作ってアップするなんて
想像だにしなかった。

意識が変わったのは2019年の秋ごろである。
私はここである一つのYouTubeチャンネルに強い興味を引かれた。

 

マッスルグリル である。

www.youtube.com

 

精悍な顔立ちの筋肉モリモリなボディビルダーのシャイニー薊と、
撮影・編集をこなす笑顔が特徴的な格闘家のスマイル井上による、
料理の作り方や筋トレのやり方を紹介したり散歩したりする
YouTubeチャンネルである。

ある日、彼らがアップロードしていた低温調理動画を観て
衝撃を受けた。

「こんな動画、今まで観た事ない!」

茶目っ気に富んだ言葉遊び、
おいしさが伝わってくるコメント、
過激すぎないほどよい編集、
そして全体的に感じる、ゆるいけど真面目さが見え隠れする感じ。

気がついたら、毎日のように彼らのアップロードした動画を視聴していた。

そして私は5合焚きの炊飯器を購入し、
沼やマグマを作って食べていた。
食べ続ける事で本当に1ヶ月で3kg減ったのには驚いた。
「減量するなら糖質制限」という意識があった私にとって、
炭水化物を接種しながら、脂質を抑えて、
水分量を多くする事で結果低カロリーにする、という発送は
あまりにも衝撃的だった。

今ではフードプロセッサーやミキサーまである。
一体どれだけ彼らが公安したレシピで料理を作っただろうか。
ここまでレシピを真似したくなったのはパンツマン(注1)以来である。

そして観ているうちに、私の中である一つのアイデアが浮かんだ。

 

「俺もマッスルグリルみたいな動画を作りたい!!」

 

マッスルグリルのメインテーマは「料理」と「筋トレ」である。
私がマッスルグリル になるとしたら、何があるだろうか。
考えた結果、心の中の山田勝己が呟く。

「俺には……スピードキューブしか無いんですよ……」

 

2019年にはメルボルンで開催された世界大会にエントリーし、
選手として出場した。
私の中で、どんなことがあろうと、
スピードキューブは切っても切れない関係にまでなってしまったのだ。

そして私は、限りある知恵と知識を振り絞って、
動画のネタを考え、編集の構成を練った。

明確にスピードキューバーGunjiの1作目となる動画が
こちらである。


【スピードキューブ】洲鎌選手の3x3単発公式日本記録を徹底分析!【5秒切り】

youtu.be

 

2019年の暮れに、日本を代表するスピードキューバーの一人
洲鎌星選手が記録した単発日本新記録について、
その解法を分析し、コメントしていく動画である。

このような形式の動画を作成している日本のキューバーは
私が知りうる限り非常に少なかった。
海外キューバーのパクリみたいな形ではあるが、
少なくとも私が手掛けることで、勝手に独自性が出るのでは無いかと思ったのである。
(ずいぶん自信があるな)

 

撮影・編集にはだいたい10時間ほどかけた。
ここで私は気がつくのである。

「もしかして、マッスルグリルみたいな編集でも
もんのすごい時間がかかっているんじゃない・・・!?」

よく、YouTubeなどで人気のある動画投稿者が
一番苦労するポイントが「動画編集」なのだと言われている。
日本を代表するYouTuberであるHIKAKINですら、
7分の動画を編集するのに6時間かけるという。
とんでもない工数だ。

ちなみにマッスルグリル の初期の動画で
バーベキュー動画があるのだが、
スマイル井上氏は下記動画の編集に25時間かけたという。
途方もない作業量である。

www.youtube.com

パソコンで作曲するのと同じくらいの工数がかかる(?)
動画編集という作業を経て、
観やすく、面白い動画を作り上げる。
これがどれだけ大変なことなのかということを、身を以て思い知ったのである。

そんな大変な作業をなぜ続けられるのか。
こんな私のチャンネルでも、観てくださる方が少なからずいらっしゃるからである。

おかげさまで私のチャンネルも様々な方(親族や仕事先の皆様含む)にご視聴いただき、
チャンネル登録者数は1430人。月2本ペースの泡沫YouTuberにしては割といい成績だと思う。


中でも、DaYan TengYun V2のレビュー動画は様々な評価をいただいた。
2020年で一番のヒット作である。
まだご覧になっていないキューバーの皆様
そして「スピードキューブ」に興味のあるすべての方に、是非ご覧頂きたい。
そして弊チャンネル初の10000再生まで押し上げてほしい(?)

www.youtube.com

 

まだ、編集を試行錯誤しながら取り組んでいたり、
台本を練り続けているネタがあったりして、
正直 時間とお金と無尽蔵の体力さえあれば
やりたいことはいくらでもある。
今後も アイデアをモリモリ沸かせながら
スピードキューブにまつわる動画をアップし続けていきたい。

 

YouTuber「スピードキューバーGunji」、
今後とも御贔屓願う。

 

余談だが、この記事は
特にマッスルグリルさんサイドに何の許可も取らず執筆している。
単に好きだから書いただけである。

そして、このブログを4年ぶりに始動しようと思ったきっかけも、
何を隠そう・・・

 

「マッスルグリルが有料会員向けに
 ブログを始めることになったから」

 

・・・・・・つくづく影響されやすい人間である。
わたし ただのミーハー。


(注1)パンツマンについては下記記事を参照されたい。

dic.nicovideo.jp