Field of Ideas

ルービックキューブの日本大会で2度(2007年、2012年)チャンピオンになったことくらいがとりえの、社会の歯車によるブログ。

Roux Methodのすすめ

最近、かそちさんがRoux Methodをやりこんでいるそうだ。
何でもこの解法でsub10を出す動画に感銘を受けて、今は20秒程度で揃えられるらしい。
それを知った私は、2007年頃からぼそぼそと遊びでRouxをやっていたことを思い出し、
今まで溜め込んでいたRoux熱が一気に熱くなった。
「やっぱりこれからはRoux Methodだよな!」
そう思い、私もぼちぼち手をつけることにした。

さて、そうは言っても3x3x3の解法なんてLBL(CFOPと言い換えても良い)くらいしか分からないと言う人が大半だろうから、ここでひとつこの素敵な解法を紹介したい。
簡単に言うと、「LBLとCFの良さをミックスした面白い解法」なのである。
流れはこんな感じである(以下、speedcubing.jpより引用、まあ私が書いたんだけどサ)
. 1面に1x2x3のブロックを作る。
2. Step1で作ったブロックと対になるようにもう一つ1x2x3のブロックを作り、D面を基にしてL面とR面に1x2x3のブロックが来るよう持ち替える。
3. OLLとPLL、もしくはCMLL(M列のキューブを考慮しないコーナーセット)を用いて、U面のコーナーの向きと位置を揃える。
4. 残った6つのサブキューブの向きを正しくする(BLDの要領で行う)。
5. L面とR面のサブキューブを揃え、L面とR面がそれぞれ完全一面となるようにする。
6. M列のサブキューブを揃える。
(以上引用)
この解法をマスターする利点は、以下の通りである。
1.覚える手順が少ない。
覚えるのはCMLLの42個と、Step2のいくつか、そしてStep4-6の8つくらいである。
特にStep4-6はOLLが57個、PLLが21個に比べると段違いの少なさである。
2.手数が少なく、FMCにも活用出来る。
特にStep1-2は工夫次第で20手以内に納めることが出来ます。
3.揃う感じがなんかカッコいい。
動画で観れば分かります。Kirjava氏やBigGreen氏のようなRouxでsub10を出している人なんか、もう、格好良すぎます。
お二方は動画をいっぱい出しているので、何本か観てみてください。
Kirjava氏の20通りの解法でsub20を出す動画は一見の価値あり。
http://www.youtube.com/user/LuigiStl (BigGreen)
http://www.youtube.com/user/snkenjoi (Kirjava)
で、この解法には最大の欠点があります。「M列の回転が苦手な人には合わない」のです。
Step4-6はM列の回転をフルに使うので、それが苦手な人にはちょっとお勧め出来ないかな、と。
あと、Step1-2は慣れないうちだと非常に頭を使います。もちろん慣れれば、so cool!です。

どうです?君もRoux Methodをやらないか。

ちなみに私のPBは avg12: 16.73 (σ = 0.92)でございます。
CMLLを覚えてないし、Step4-6に慣れてないので、まだまだ縮むと思います。
目標はこの解法でもsub10を出すことですw